愛情過多症とは

愛情過多症とは、
ほんとうはご自分自身が傷ついていたり、
ご自分が癒されることを求めていたり、
必要としているにもかかわらず、
傷ついる人をお世話することで自身を癒す代りをしようとする
心のパターンを云います。

心のパターンなので、無自覚な行為です。

傷ついている人、困っている人をお世話していると
心が落着く・安心する 、という方は、程度の差こそあれ、
愛情過多症のパターンを、抱えているのかもしれません。

それは、云い方を替えると
「傷ついている人」「困っている人」を必要としている人、
でもあります。

そのため、無意識に自分よりも傷ついている人、
自分よりも「重症」な人を求めがちです。
自分より「軽症」では意味がないからです。


愛情過多症の課題を抱えた方は、
看護職や介護職、医者、カウンセラー、理学療法士、
教職員や保育者、あるいはボランティアなど、
対人援助の仕事や活動に携わる方の中にも
よく見かけることがあります。

また、すぐれた人格者、
すぐれた教育者と云われるような人物の中には、
愛情過多症の問題を深く抱えながらも、
自己成長を遂げていく中で
社会活動や子どもの教育などに
より高く昇華されていった方たちもいます。


問題なのは、
愛情過多症のパターンを抱えている場合には、
相手が求めているものよりも、
自分が与えたいものが優先しがちになることです。

相手が求めているものと
それが、たまたま合えばよいのですが、
多くは食い違うことになりますし、
与えられる側の人は、
相手が「善意」でやってくれていると思うので
不満があっても、なかなか云えません。

この場合の「善意」とは、
相手とのコミュニケーションを妨げるものです。

また人によっては、
燃え尽き状態にもなりやすくなります。
いくら人のお世話しても、
ただそれだけでは
真に自分自身を癒すことにはならないからです。

そのため
自分がよかれと思っておこなっている事が、
受け入れられてもらえなかったり、
感謝されなかったり、
あるいは報われ感を得られないことが続くと、
憤りや不満が渦巻いてきたり、
あるいは、抑うつ感情に陥るようなこともあります。

云うまでもなく、
愛情過多症のこうした問題は
援助職に限ったことではありません。
日常の人間関係なかにも、たくさん存在します。


特に、対人援助の仕事に携わる場合には
自分自身を追い詰めたり、
自分を苦しめたりする悪循環から抜け出すためにも、
自分を癒すための援助やお世話から、
もう一歩だけ、外に出ることが求めらているのかもしれません。

カウンセリングは、
それをお手伝いしてゆくためのものです。

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カウンセリング 森のこかげ
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