ストレスのあらわれ方


ストレスや精神的な葛藤などで苦しなってくると、
わたしたちは、それを「 ストレス行動 」として
おもてに出すことを、しています。

万引きやチカンなども、人によっては
ストレス行動としての意味合いの
たいへん強いことがあります。


ストレス症状には、
心理や精神的な面にあわれる「 心理症状 」
身体の症状としてあらわれる「 身体症状 」
行動としてあらわす「 行動症状 」があります。

たとえば「 行動症状 」ですと、
「 憂さ晴らし 」と呼ばれたりする行為もそうです。

面白くない事があったときなど、
食べたり飲んだり、あるいはパチンコに入り込んだり、
八つ当たりしたり、ということがあります。


万引きをやめるようにしたい、という訴えで
カウンセリングにいらっしゃる方たちも
時折ですが、おいでになります。

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ストレス行動とは、本来は
イライラやストレスを( 一時的にでも )
解消するための行為のはずですが、
行動や行為の中身によっては、
それがさらなるストレスや葛藤を生み、
ストレスの悪循環になってゆくこともあります。


たとえば、
八つ当たりしたり、怒鳴り散らすことで
周囲のひととの人間関係は、たいてい悪くなるはずです。
恨まれることもあるでしょう。

慣れないパチンコにハマって、何万も失い
かえって後悔に苛まれたり、身体の調子まで崩したり、
というケースもあります。

万引きやチカンが発覚したり、逮捕されることで、
仕事や家庭、社会的立場を失ってしまうという
不幸なケースも出てきます。

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自分の周囲の人たちを注意して見回してみると、
その人なりの
いろいろな「 ストレス行動 」があるものです。

なかには、上に書いたように
ストレスを発散するための行動自体が
別のストレスや心の葛藤を生み出して、
ストレスの悪循環に陥るようなことも見受けられます。


たとえば、運動依存では
健康ランナーとして有名になった人が、
ランニング中に死亡したケースもありましたね。

ストレス解消や健康作りのつもりで始めた運動によって
体を壊してしまう人たちも、
実は、たくさんいらっしゃいます。

最近でも、プレジデントという知られた雑誌の
 元編集長だった男性が、自宅近くをランニング中に
 倒れて死亡していた、というニュースが
 小さく報道されたりもしていました
。 2012-4)

ストレス解消のつもりで始めた行為は、
場合によっては、それ自体が
依存的・嗜癖的行動になりやすいからです。
 

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たとえば、万引きをやめたい、という方の場合、
裁判での執行猶予判決をもらうためにも、
自分でも自分の問題を解決する為に取り組んでいる、
という証として、
カウンセリングを続けてゆきたい、とおっしゃって、
いらっしゃる場合もあります。

ご本人も「 自分でも解決したいと思っている 」
そうおっしゃいます。

( でも残念なことに、あるいは当然かもしれませんが、
 そうしたいきさつでいらっしゃる方の場合、
 執行猶予の判決が出で裁判が終ると、
 すぐに、現れなくなってしまいます )


嗜癖や万引き専門でやっていらっしゃる
カウンセリングルームの中には、
治るまで十年以上かかる、
一年間仕事は辞めて
治療(セラピーやワークなど)だけに専念しなさい、
というようにおっしゃる所も
あるようにお聞きすることがあります。


カウンセリングに限ったことではありませんが、
まず、気負い込まず、肩の力を抜いて、
少しずつ、そして根気よく続けてゆく、
ということが、とても大切のような気がしています。

「 意思を強くもって、
 もう二度とやらないようにしたい 」と
おっしゃっている間は、道半ばかもしれません。

そうした根性論とは違ったあり方を
ご一緒に見つけてゆけることが目標かもしれません。
 

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たとえば
こんな方を身近で見ることがあります。

ご自分の懐具合を越えてまで、
人におごったり、お金を出したりするのです。

そのため、おごってもらう側からすると、
「 気前のいい先輩 」「 太っ腹ないいヒト 」です。

しかしそのために、消費者金融などから
借金を繰り返すようになります。

やがて、借金が奥さんに知られるところとなって、
一旦はもうしないと誓って、返済をしますが、
またいつの間にか同じことを繰り返し、
中には、離婚や別居にまで至るケースがあります。


これを、たんに「 イイ格好しい 」と捉えることは
間違っているかもしれません。

「どうして、なぜ・・・?」
奥さんやご家族にとっては、理解できません。

ご本人は、いろいろな理由を語るかもしれませんが、
でも本当は、どうしてそうせずにいられなくなるのか
ご自分にも本当には分からないものです。

その根っ子は、遠いところにあるからです
 

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ストレスと云うと、
マイナス側・ネガティブなものを考えがちですが
そればかりではありません。

たとえば、
すごく楽しいこと、だとか
すごく嬉しいことがあって昂揚している時にも、
「 飲んでいこう 」「 ワッとやろう 」となって、
言動が派手になること、ハメがすばれることが
誰にもあるものです。

それはいずれにしても
平常とは異る特異な状態に
心身が置かれているからです。

ブラスへ振れ過ぎても、マイナスへ振れ過ぎても、
やがて失調を生じさせることになります。


なにかでひどく昂揚しているとき、
得意になって自分を見失っている時、
周囲のコトバに持ち上げられて
まわりや自分が見えなくなっている時、にこそ
わたしたちは、終生の後悔につながるような行為、
ミスや失敗、勇み足を犯すものです。


中井久夫は、こんなことを記しています。
・ ・ ・ 一般に、成功の事態は危険なものである。失意の時よりもむしろ得意のときの方が、精神的に不安定になりやすい ・ ・ ・。

 

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カウンセリング 森のこかげ
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