適応障害について


皇太子妃の雅子さんの状態も、
最初は「 適応障害 」と発表されていましたね。

当初は、適応障害と呼び得る状態だったのでしょうが、
長期化 ・ 慢性化するにつれて、
次第に「 適応障害 」と云えなくなっていった、
のではないでしょうか。


適応障害という診断名は、とても大雑把なもので、
要するに、なんらかの具体的なストレスやネガティブな出来事を原因にして、情緒面〈メンタル面〉だとか行動面にあらわれ出てきた症状のために、生活や仕事、人間関係や学業などに、いちじるしく支障を生じる状態になっているものを、適応障害と呼びます。


更に、その原因となったストレスが取り除かれたり、
ストレスの程度が軽くなってゆくことで
症状が解消させてゆくという、一過性の状態像が
イメージされているものです。

実際に、原因や理由となっていたストレス要因が
解消されたり、次第に薄まってゆくことで
自然解決されてゆく場合も見られます。

しかし、たとえば雅子さんの場合などは、
まわりの環境が変わることで、ストレス要因が
解消されたり軽減するのを期待することは
はなはだ難しく、不可能に近いことでしょう。


適応障害というコトバは、
「 神経症 」という言葉を使わないようにするために、
代わりに導入された用語、という面があります。

ですので、
抑うつ反応によって
適応障害が生じているような場合には、
従来の「 反応性のうつ 」という言葉と
意味合いが重なり合うことになったりします。

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上のような意味のため、
適応障害をもたらす「 症状 」や「 行動 」は
人により、ケースによってさまざまになります。


「ここは自分に合わないな」「これはイヤだな」
「ここは我慢がならない」
そう感じたら、自由にそこから離れられたり、
自由に適当な距離をとれる環境では、
当然ですが、適応障害にはなりにくいものです。

ですので、たとえば
休職するなどして離れると、症状は軽快するけれど、
戻るとまた元の状態になってしまう、
ということが起きたりもします。

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適応障害に至るような状況では、
ご本人も苦しんでいる状態です。

周囲との軋轢(あつれき)や衝突を生んで
周囲に不満や怒りを感じたり、
場合によっては
被害者意識を持ってしまう場合もあるかも知れません。


そのため、適応障害の状態がこじれてくると、
抑うつ症状が深くなってゆくことも
けっして珍しくありません。

その一方で、
「 症状 」の治療ばかりを追いかけていると、
最も大切な部分が
置き去りにされたままになってしまうことも
起きてきます。


適応障害の状態になっている時には、
あまりいじくり回して、こじらせない軽度なうちに、
心理的なケアやサポートが不可欠です。

カウンセリングもその一つだと思います。
まずは問題や気持ちをせいりしながら、
ご一緒に考えてゆきましょう。

 

 

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